2017/12/9 に美術鑑賞レクチャーを受講した梶古美術さん。
http://chakulakitamu.blog.fc2.com/blog-entry-1454.html年初に恒例の「新春を寿ぐ」というお茶会を開催され、
そこで瓢亭さんのお雑煮とむしやしないを頂けると聞き、
「瓢亭さんのお雑煮食べたい」という下心を持ちながらお茶会に申し込んだ私。
今日がその日、席入り時間は15:40からです。
お店に入り、手続きを済ませてからお菓子を頂きます。
↓本日のお道具等が書かれた会期

↓聚洸さんで特別に作ってもらわれたお菓子「笑み」
戌年に因んで戌の絵、中は赤い餡。
お餅がとても柔らかく、口の中でスパイスの香りが立ち、美味しいです。
中の餡は梶古美術の亭主が今年還暦を迎えられるので、赤い餡にされたそうです。
懐紙の柄も戌年に因んで 可愛い狛犬でした。
私も戌年なのでこの懐紙欲しいわぁ。


お菓子を頂いた後、待合に移動し、亭主から少しお話を聞きながら全員が揃うのを待ちます。
待合には水車の火鉢が置かれてました。

↓全員揃ったところでお茶席(立礼式)へ移動。
上段左:床
上段右:床の軸。カタカナで書かれた軸って珍しいような・・・
意味はこちら→
http://favstar.fm/users/i_takechi/status/12567990635と、参考に こちら→
http://ekohga.com/word/1-%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%83%A2%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%80%80%E3%82%AA%E3%83%9B%E3%82%B1%E3%83%8A%E3%82%AF%E3%83%A2/下段左:花入。 みのむしの花入、とっても可愛いです。

下段右:立礼棚

亭主からお道具などのお話を聞きながら お茶を頂きます。

お茶は一保堂さんがお正月用に出されるお茶で、今年の干支、戌年限定の「戌昔」。
私好みのお茶でした。
↓私が頂いたお茶のお茶碗
手のひらに包みこんでほっこりしたくなるような、ちょっと小ぶりのお茶碗です。

お茶を頂いた後、茶席で使われたお茶碗を見せていただいたり、

展示されてる硯を見せていただきました。
梶古美術さんでは 高価な道具でも手に持って見せていただけるので嬉しいですね。
お茶室内の道具を見せていただいた後、場所を移して
瓢亭さんのお雑煮会です。
お部屋には立派な屏風があり、じっと見入ってしまいました。

↓お料理の献立
お雑煮は白味噌の他にもう一品あり、毎年、内容が変わるそうです。
今年は仙台雑煮。 裏千家、先々代の家元のお母様の実家が仙台なんだそうです。

↓お膳出し(瓢亭玉子、車海老カラスミ粉焼き、サーモン砧、ぶどう豆)
名物の瓢亭玉子は欠かせませんよね。
ふんわりとした食感のぶどう豆が凄く美味しい。
お酒はすっきり辛口で良い感じです。(何処のお酒か聞くのを忘れました (>_<))

↓白味噌のお雑煮(小餅、日の出人参、亀甲大根、鶴小芋)
白味噌は山利さんのを使われ、お餅は焼かずに。
上品なお味のお雑煮です。

↓強肴:畑菜と揚げのからし和え
辛いものが苦手な私ですが、辛さ加減が良い感じで美味しいです。

↓仙台雑煮(人参、大根、牛蒡、焼餅(新潟のお餅)、焼ホタテ、イクラ、セリ、海苔)
仙台雑煮についてはこちら→
http://kyoudo-ryouri.com/food/1097.htmlと こちら→
https://bizpro-x.com/article/2509お椀の蓋を開けると海苔の香りがふんわりと立ち上がります。
仙台雑煮を作られる時、焼きハゼの出しと 瓢亭のお出汁、マグロ出汁を使われたそうです。
白味噌雑煮のあとに仙台雑煮を食べると、贅沢な具に驚いてしまいます。

食事が終わるころ、今日のお料理を作ってくださった瓢亭15代目若主人高橋義弘氏からご挨拶とお話を伺える、
何とも贅沢な会でした。

瓢亭さんに伺っても、食べることが出来ない 白味噌雑煮以外のお雑煮を頂ける
梶古美術さんでの新春のお茶会、来年も参加してみたいなぁ。
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- 2018/01/27(土) 17:00:00|
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